読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

チラシの裏

このブログは同志社大学自主制作映画サークルF.B.I.の提供でお送りいたします。

ウェスアンダーソンの作家性みたいな、一般論の批判なのか...!

ほんとに久しぶりで有り、個人的には初めての更新になります。
もうすぐでEVE祭があります。11月26~28日、同志社大学今出川校地こうふうかん41でやってるんで来てくださいな。(その他の情報はtwitterとか見たらいいようになってるのかな)

あの、映画サークルであるF.B.I.に入ったのは去年の4月ごろで、色んなことあって、今に到るんですけど、入るきっかけが、このブログ読んだことだったりもして思い入れもそれなりにあるんですが、さして特段何か内容があるわけでもなく書いていきます。


読みづらくてすみません。



あの、
ウェスアンダーソンているんですよね。
左右対称の画作りで知られてたり、可愛い色使いみたいなのが有名で、ニューヨーカーでもある映画監督、的な。

(『グランドブタペストホテル』(2015)の撮影中、キャストと談笑の様子かな。。)


Wes Anderson // Centered on Vimeo
(コンナニ左右対称ですよー、みたいな)


Red & Yellow: A Wes Anderson Supercut on Vimeo
(赤と黄色がメインのカットをつなげた、みたいな)



実際には、テキサスて田舎出身の映画史フリークで友達と映画作ったら二人とも有名になっちゃって、はしゃいじゃったキモオタ、みたいな。


(左。右は俳優として知られるオーウェンウィルソン※。)
※もともと、地元のダチ。一緒に脚本とか書いてて、たまに出てくる。

https://youtu.be/Yrt-ZKa4u0k
(最初期の短編、これが認められて、これを長編化したものが長編監督デビューになった。)

彼がやりたいことは明確に、家族の不和を家族自身が最初に思い描いていたのとは違う形での一つの解決を手に入れる、ということ。



面倒だから、雑に書きます。
ウェスはさあ、インタビューとかでも自分の家族を脚本に反映していることを何度も言っていて、『天才マックスの世界』以降、それの反芻でしかないことをやって来た。『ライフアクアティック』も『ダージリン急行』も『ムーンライズ・キングダム』も全部!毎回、同じように家族とうまくいかないことに悩んでいて、エンディングでは、映画が始まった時に思い描いていた形ではない解決を見つけることに成功する。


同時に、『天才マックスの世界』以降、やって来たことというと先述の左右対称だったりポップな色使いだったり。これによって彼は、太平洋を跨いだ日本国のファッション誌ですら特集を組むような「おしゃれな映画を作ってるおしゃれな人」というプロップスを得たんですね。彼自身のセンスがとんでもなかったこと、とかあると思うんです。
でも、重要なのは、彼がやってたことってのは大学時代に図書館こもって映像コーナーで映画批評の蔵書を片手に片っ端から古典映画の類を見て言ったことだとも思ったり。

https://youtu.be/B0rJkpf7Si8
(彼の映画の1シーン、1カットがどれほど過去の映画に影響を受けているか、て話)

ヒッチコック劇場的な演出のメイキングも大量にあったり。
いわゆるクラシカルな映画作りをやることもおしゃれ、な印象を手伝っているんでしょうな。

彼は自覚的に、自分のやりたいことがおしゃれだ、ということを踏まえて、それを観客が楽しめる最低ラインとして毎回アップデートしつつ、毎回内容の面では家族というテーマに静かに向き合い続けているんですね。

結末、インタビューとか交えながら書くつもりだったんですけど、疲れて来たし、日が昇って来たのでもうやめます。

つまり、『グランドブタペストホテル』は、画作りのポップさで引っ張りつつストーリーは(疑似)家族の不和と新たな解決という作家性を、歴史に対して職人監督的な形でこなした感、があってクールだし、すごい好きなところもいっぱいあるんだけど、なんかなあ。



それより他人と脚本を書いた『ムーンライズキングダム』の方がよっぽど濃いし、次に進もうとしていたな、ていう。


今、パペットアニメをまた準備しているらしいです。
『ファンタスティック Mr. FOX』がすでに有りますから、画的にもわかりやすくアップデートが求められ、ストーリーもアカデミーで数々の部門でノミネートされた『グランドブタペストホテル』以後ということで監督の自由度が高いはず、と信じると楽しみでしょうがないんですね。



デニーロがニューヨークの大学の卒業式でのスピーチにウェスアンダーソンの名前を出した背景とか色々面白い話がまだまだできそうなのに。。。

最後は僕の一番好きな映画『天才マックスの世界』よりラストシーンを貼っときます。
FacesのOoh La Laがかかって彼のまた一つ別の作家性であるスローモーションていう。
泣いちゃう。ネタバレなんかどうでもいいから、見てみてな。
https://youtu.be/ELQOnEgzt-I


(参照)

http://st.wowow.co.jp/detail/4370
wowowのネット番組ぷらすと、ここまで書いたことはこれを見る前に考えてたことなんですけど、高校時代これ見てふわあ、さして特別な発見したわけじゃねえんだな、てなりました。本当はもっとこれの先を語りたいですね。。だいたい、考えていることがネットの動画のパッチワークになりがちなのは、無知の証拠で悲しいですね。)


こんな話を書いていると、「映画作りで大事な技術は簡単に手にはいる。一方で重要な自己表現が可能になるまで自分の作りたい物語を伝えていく、ということに励め」と若者に語りかける、これまたテキサス出身の気の良さげな映画監督がこちらをのぞいています。
https://youtu.be/FGqb29qLZvM?t=4m3s
「リンクレイターの実験」について今度は。

それとも、「ドンジョンに見る誠実さっていいな、て話」か。
EVE祭のコラムに書こうかな。

文責 せんだ