チラシの裏

このブログは同志社大学自主制作映画サークルF.B.I.の提供でお送りいたします。

大器晩成型っていうけど

いつになったら時は熟すのでしょう。みなさん、こんばんは。

11月になりましたね。早いもので今年も残すところ2か月ですね。
FBIにとってのビックイベント、EVE祭まで一カ月を切りました。
ツイッターで皆のコスプレ案を見るたびにやにやしてます。楽しみです。

なのですが、個人的にはEVE祭りの前にもう一つ、楽しみなことがあります。
11月17日。ヱヴァンゲリオン新劇場版Qの公開日です。

私がエヴァを観たのはちょうど中学二年生。14歳の頃でした。
知り合いの綺麗なお姉さんがテレビ版から劇場版までリアルタイムで録画した
年季の入ったビデオテープを貸してくれたのが始まりでした。
ちょうど冬休みか何かで、毛布をかぶり廃人のように三日三晩テレビにかじり付きました。

ここまで言っておいてテレビ版や新劇場版が、作品として映画として好きかと
聞かれるといささか疑問なんですけど、少なくとも当時の私には衝撃的だったのは確かです。
私の中でエヴァで一番衝撃的だったのは映像と音のマッチングでした。
当たり前かもしれないけど、その二つが上手く組み合わさると気持ちいいんですよね。
そういった映像の快楽的なものに気付かされた作品です。

いや、ヱヴァの話がしたいんだけど本命はそうじゃなくて、ですね。
ヱヴァQの前作、ヱヴァ破が私の初一人映画だったんです。
友達となかなか予定があわなくて、我慢できずに単身で梅田の某映画館に駆け込みました。
その映画館は、いわゆる単館上映ものなどをやってる小さな映画館です。
収容人数も多分二百人ちょっとくらいの小さな劇場で、親子連れやカップルに挟まれながら観ました。

いやあ、それが、面白かった。

一緒にジェットコースターに乗っている気分というか、隣の人の熱気が伝わるんですよね。
最初のほうは各々に笑う所は笑い、涙ぐむところは涙ぐむといった感じだったんですが、
某シーンから一斉に劇場から呼吸する音が消えて、そのままクライマックスまで身じろぎ一つ聞こえませんでした。
一番印象的だったのは映画が終わって、電気がついた瞬間みんながいっせいに止まった息を吐き出すように喋り始めたことです。
全然知らない隣の人と感想を言いあいたくなるくらい、距離感が近かった。
もちろん作品の系統にもよるのでしょうが、最後は観客全員一蓮托生のようなそんな妙な一体感を感じつつ、幸せな気分で映画館を出たのを覚えています。

かなーり長くなっちゃいましたが、何が言いたいかって言うと、大きな劇場の最新の設備で映画観るのもいいけどたまには小さな劇場で観るのも一味違って楽しいよ!!ってことです!オススメです!ぜひ!

たにもと